ドムドムフードサービス 藤崎忍社長<1>専業主婦、居酒屋の女将を経て社長に
「不安だったので、必死になっていっぱい考えて、ひとつひとつ対策を考えていきました」
こうして藤崎は誰に聞いたわけでもなく、自分のアイデアで販売戦略を考えていった。
当時の109は“ギャルの聖地”と言われ、39歳の感性では通用しない面があることは承知していた。
「だから、18歳、19歳のスタッフたちに意見を仰ぎ、教えてもらおうという気持ちでした」
若い女性のファッションを考える仕事は楽しく、藤崎は瞬く間に夢中になっていった。 (つづく)
(ジャーナリスト・林美保子)