ドムドムフードサービス 藤崎忍社長<2>SHIBUYA109で雇われ店長、売り上げを2倍にした

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 2005年、藤崎忍(55)はSHIBUYA109にあるブティックの雇われ店長として働き始めた。

 住んでいたマンションの一室を借りて倉庫にして、毎日、巨大なスタイリストバッグに商品を詰め込み、向島から渋谷まで電車で運んだ。

「肉体的にきつかった割には、しんどかったという記憶がないんですね。仕事が楽しかったので、精神的にはすごく満足していました」

 2年目からはオーナーにお願いして、車で運べるようになったという。

 店内をきれいに整えたり、販売状況を数値化したり、お客の目を引くようなディスプレーを考えたりと、藤崎のアイデアでみるみる間に売り上げが伸びていった。

 そんな中、もうひとつ気になっていたのは、人件費だった。

「というのは、フラフラして真面目に仕事をしていないスタッフがいたのです。『あのおばさん、入ったばかりで、どうせ何も分からないわ』と気を抜いて、素が出てしまったのかもしれません」

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