ドムドムフードサービス 藤崎忍社長<2>SHIBUYA109で雇われ店長、売り上げを2倍にした

公開日: 更新日:

 2005年、藤崎忍(55)はSHIBUYA109にあるブティックの雇われ店長として働き始めた。

 住んでいたマンションの一室を借りて倉庫にして、毎日、巨大なスタイリストバッグに商品を詰め込み、向島から渋谷まで電車で運んだ。

「肉体的にきつかった割には、しんどかったという記憶がないんですね。仕事が楽しかったので、精神的にはすごく満足していました」

 2年目からはオーナーにお願いして、車で運べるようになったという。

 店内をきれいに整えたり、販売状況を数値化したり、お客の目を引くようなディスプレーを考えたりと、藤崎のアイデアでみるみる間に売り上げが伸びていった。

 そんな中、もうひとつ気になっていたのは、人件費だった。

「というのは、フラフラして真面目に仕事をしていないスタッフがいたのです。『あのおばさん、入ったばかりで、どうせ何も分からないわ』と気を抜いて、素が出てしまったのかもしれません」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも