米国で生き抜いた「ベニハナ」 ロッキー青木はなぜ冒険するのか
今回は、「この国の会社」ではなく、「この国の人間」がアメリカにつくった店のことを書く。「ベニハナ・オブ・トーキョー」である。この会社はアメリカだけでなく、イギリスやカナダにも進出した。創業したのはロッキー青木。ニューヨークに1号店がオープンしたのは1964年春だった。
先日、ベニハナに勤めていたという人間に会って、ロッキー青木に興味を持った。
彼の『人生死ぬまで挑戦だ』(東京新聞出版局)によれば、彼は酒もたばこもやらず、コーヒーも飲まない。カフェインを体に入れたくないからだという。