日本ガイシ×日本特殊陶業 ルーツは同じ会社 ガラス・土石業界の大手2社を比較
岸田政権は年明け早々に次世代送電網の整備を打ち出しました。総額2兆円超の投資計画になると伝わっています。この報道で電線各社の株価は上昇。昭和電線HDや住友電工などです。送電網にはガイシ(碍子)が欠かせません。ガイシは、電線を支柱などで支える際に絶縁固定する陶磁器などを指します。
今回は、ガイシを含むガラス・土石業界の「日本ガイシ」と「日本特殊陶業」の社員待遇を比較してみます。
日本ガイシは1919年の創業。日本陶器(現ノリタケカンパニーリミテド)のガイシ部門が分離し設立されました。29年に100万ボルト級の高電圧電気試験設備が完成。電力用ガイシ、産業用セラミックの製造を主力としています。
日本特殊陶業は1936年の創業です。日本ガイシのスパークプラグ部門が分離しました。この会社も、日本ガイシもルーツは同じ日本陶器ということになります。自動車メーカーから高い評価を得ているスパークプラグのほか、セラミックス事業などを展開します。