ロシア軍兵士もウンザリの装備ポンコツぶり…指揮官の命令も「拒否」する異常事態
12日で12週目に突入するロシアの軍事侵攻。「プーチンの戦争」に振り回されているロシア兵の士気低下は日増しに強まっているという。精密誘導兵器の不足によって、ウクライナ市民への無差別攻撃の激化が懸念されている。
英国のウォレス国防相は9日、ロンドンの国立陸軍博物館で演説。軍事侵攻を巡り、「プーチンやその取り巻きたちは、77年前のファシズムと圧政そのままで、20世紀における全体主義の失敗を繰り返している」と痛烈に批判した。
■本当か? 古びた地図、GPSをテープで固定、松の木で補強
驚くべきは、前線のロシア兵の装備に関する指摘だ。ウォレス国防相によると、軍用車両からは1980年代のウクライナの紙の地図が頻繁に見つかり、ロシア製の戦闘機「スホイ34」はGPSがダッシュボードにテープで貼り付けてあったという。
さらに、ウォレス国防相はロシア兵が補給用トラックを「松の木」で補強しているとも明かし、侵攻前に装備を揃えずに兵士を戦場に送った軍司令部の失態を「犯罪的だ」と強調した。