ロシア外務省幹部「日本の懸念ばかげてる」と一蹴、中国との爆撃機共同飛行で
ロシア外務省のザハロワ情報局長は25日、中国とロシアの爆撃機の日本周辺の共同飛行をめぐり、日本政府が重大な懸念を伝達したことについて、「根拠がなく、ばかげている」と一蹴した。
ザハロワ氏は声明で、中ロの共同飛行は国際法を順守しており、「アジア太平洋と世界の平和と安定の強化」のために行われていると主張。岸田政権が米国や北大西洋条約機構(NATO)加盟国など域外の国々と軍事・政治協力を加速させ、対ロシア国境近くで大規模な合同軍事演習を行っていると非難し「日本の敵対的行為」を注視しており、ロシアは自国の防衛力を強化して対応する権利があると牽制した。
ロシア大使「第2次大戦で日本はナチと組んで破局」
ロシアのガルージン駐日大使は25日、ロシア軍のウクライナ侵攻を巡り、広島市が今年、毎年8月6日に行われる平和記念式典にロシアやベラルーシの代表を招待しないと明らかにしたことについて「自称反核運動の指導者」による「恥ずべき措置」と、通信アプリ「テレグラム」で怒りを爆発させた。
大使は、ロシアはウクライナで「非ナチ化」を進めていると強弁。第2次大戦での日本とナチスドイツの同盟を引き合いに出し、「まさに、そのことが1945年に日本という国全体を襲った破局の原因の一つ」と主張している。
そんなことを言っているようでは、来年も招待されそうにない。