著者のコラム一覧
村山治ジャーナリスト

1950年、徳島県生まれ。1973年に早稲田大学政治経済学部を卒業し毎日新聞社入社。1989年の新聞協会賞を受賞した連載企画「政治家とカネ」取材班。1991年に朝日新聞社入社。東京社会部記者として金丸事件、ゼネコン汚職事件、大蔵省接待汚職事件などの大型経済事件報道に携わる。2017年からフリー。著書に『特捜検察vs.金融権力』(朝日新聞社)、『検察 破綻した捜査モデル』(新潮新書)、『安倍・菅政権vs.検察庁 暗闘のクロニクル』(文藝春秋)『工藤會事件』(新潮社)など。最新刊は『自民党と裏金 捜査秘話』(日刊現代/講談社)

【金丸脱税事件】異聞(14)検察と国税の結束強めた伊藤栄樹と磯辺律男

公開日: 更新日:
(左から)後に検事総長になる伊藤栄樹氏と国税庁官になる磯辺律男氏(C)共同通信社

 大所帯の国税当局では時々、不心得者が出る。検察が、国税マンを収賄容疑で逮捕することも珍しくない。多くは国税側が端緒をつかみ、両機関が腹を合わせて事件にするが、検察が問答無用で国税局を捜索し両機関が険悪な関係になったこともあった。

 1968年の日通事件である。政府の食糧輸… 

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