著者のコラム一覧
村山治ジャーナリスト

1950年、徳島県生まれ。1973年に早稲田大学政治経済学部を卒業し毎日新聞社入社。1989年の新聞協会賞を受賞した連載企画「政治家とカネ」取材班。1991年に朝日新聞社入社。東京社会部記者として金丸事件、ゼネコン汚職事件、大蔵省接待汚職事件などの大型経済事件報道に携わる。2017年からフリー。著書に『特捜検察vs.金融権力』(朝日新聞社)、『検察 破綻した捜査モデル』(新潮新書)、『安倍・菅政権vs.検察庁 暗闘のクロニクル』(文藝春秋)『工藤會事件』(新潮社)など。最新刊は『自民党と裏金 捜査秘話』(日刊現代/講談社)

【東京佐川急便事件】異聞(48)富士銀事件の派生疑惑で松岡利勝代議士を取材

公開日: 更新日:
その後、松岡利勝衆院議員は農相まで上りつめたが…(C)日刊ゲンダイ

 衆院議員・松岡利勝(熊本1区)の献金疑惑取材の仲介をしてくれたのは、その大手百貨店の秘書課長だった。1991年11月のことだ。

 松岡は、富士銀赤坂支店元渉外課長の不正融資先のリゾート開発会社が北海道・ウラウスで進める開発事業をめぐり、林野庁に保安林の解除の成否を問い合わ… 

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