著者のコラム一覧
村山治ジャーナリスト

1950年、徳島県生まれ。1973年に早稲田大学政治経済学部を卒業し毎日新聞社入社。1989年の新聞協会賞を受賞した連載企画「政治家とカネ」取材班。1991年に朝日新聞社入社。東京社会部記者として金丸事件、ゼネコン汚職事件、大蔵省接待汚職事件などの大型経済事件報道に携わる。2017年からフリー。著書に『特捜検察vs.金融権力』(朝日新聞社)、『検察 破綻した捜査モデル』(新潮新書)、『安倍・菅政権vs.検察庁 暗闘のクロニクル』(文藝春秋)『工藤會事件』(新潮社)など。最新刊は『自民党と裏金 捜査秘話』(日刊現代/講談社)

【東京佐川急便事件】異聞(84)優柔不断な竹下に、涙を流す金丸…生々しい渡辺広康の供述調書

公開日: 更新日:
東京・目白の田中角栄邸(当時)/(C)共同通信社

 この「竹下ほめ殺し」封じの核心部分に関する東京佐川元社長、渡辺広康の供述調書は1992年11月6日、稲川会ルートの第5回公判で朗読され、報道された。「処理報告」と内容はほぼ同じだが、より臨場感があり、権力者の機微に触れるやりとりがつづられている。処理報告と内容が重複するが、紹介… 

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