著者のコラム一覧
村山治ジャーナリスト

1950年、徳島県生まれ。1973年に早稲田大学政治経済学部を卒業し毎日新聞社入社。1989年の新聞協会賞を受賞した連載企画「政治家とカネ」取材班。1991年に朝日新聞社入社。東京社会部記者として金丸事件、ゼネコン汚職事件、大蔵省接待汚職事件などの大型経済事件報道に携わる。2017年からフリー。著書に『特捜検察vs.金融権力』(朝日新聞社)、『検察 破綻した捜査モデル』(新潮新書)、『安倍・菅政権vs.検察庁 暗闘のクロニクル』(文藝春秋)『工藤會事件』(新潮社)など。最新刊は『自民党と裏金 捜査秘話』(日刊現代/講談社)

【東京佐川急便事件】異聞(146)罰金刑を受けた金丸は議員辞職、竹下派は分裂

公開日: 更新日:
自民党脱党、新生党を旗揚げした小沢グループ(C)日刊ゲンダイ

 朝日新聞が「金丸前副総裁を立件へ 本人の出頭を打診 東京地検」と1面で打ったのは1992年9月9日の朝刊だ。読売も同日夕刊で「佐川急便5億円献金 金丸前副総裁立件へ 授受は(平成)2年1月 量的制限違反容疑」と追いかけた。

 金丸信や小沢一郎の「沈静化」の期待に反し、「先… 

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