自見英子大臣に新たな「政治とカネ」疑惑…政治資金で父親の政治団体に“仕送り”していた

公開日: 更新日:

■集金力は億単位

 政治資金に詳しい神戸学院大教授の上脇博之氏はこう指摘する。

税金逃れの不届き者の所業です。安倍元首相の資金管理団体に関係団体のカネを集めて非課税で相続した昭恵夫人、母親に相場より高い賃料を支払っていた疑惑がくすぶる加藤鮎子こども担当相もそうですが、身内で政治資金を私物化する動きは後を絶たない。血税が原資の政党交付金制度を廃止するのはもちろん、パーティー券収入の収支報告書への記載義務を厳しくするなど、入り口を縛って透明性を高めなければ、出口はやりたい放題。『政治とカネ』の問題は繰り返されます」

 日本医師連盟の組織内候補である自見大臣の集金力は億単位。コロナ婚した橋本岳衆院議員とはケタ違いだ。そのあたりもそそられポイントなのか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし