谷川弥一議員「俺が悪い」連呼会見で逆に際立つ…裏金「秘書任せ」安倍派幹部の厚顔無恥

公開日: 更新日:

■萩生田氏も世耕氏も「秘書任せ」

 説明責任を求められると「これ以上、責任を取れっていうなら、家に帰って死ぬしかないよ」と逆ギレ。怒りながら謝る“珍芸”と開き直った態度は反省ゼロだが、自らの責任を認めただけ、安倍派幹部たちの「秘書に任せていた」との弁明に比べれば、よっぽど潔い。

 22日に会見した萩生田前政調会長も「事務所スタッフが(萩生田を)お金や雑務には極力、携わらせないようにしており、詳細を把握していなかった」と、やはり「秘書任せ」。「中抜き」と報じられた裏金を「留保金」と言い換え、“印象操作”する始末だ。

 とりわけ、世耕前参院幹事長は2010年に小沢一郎衆院議員の「陸山会」事件を巡り、自身について〈会計システムまで構築し、収支報告時には、貴重な限られた時間を犠牲にして、担当秘書にひとつひとつ質問しながらじっくりと確認した上で書類を提出していることが、空しくなってきます〉とツイートしていたことが判明。「秘書任せ」と矛盾した「時空を超えた特大ブーメラン」で炎上中だ。

 先がないから責任を取り、先を見据えれば他人のせい──。とにかく安倍派の議員は厚顔無恥だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  2. 2

    「備蓄米ブーム」が完全終了…“進次郎効果”も消滅で、店頭では大量の在庫のお寒い現状

  3. 3

    小芝風花&森川葵はナゼ外れた? 来秋朝ドラ「ばけばけ」ヒロインを髙石あかりが射止めた舞台裏

  4. 4

    オレが立浪和義にコンプレックスを抱いた深層…現役時代は一度も食事したことがなかった

  5. 5

    参政党のあきれるデタラメのゴマカシ連発…本名公表のさや氏も改憲草案ではアウトだった

  1. 6

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  2. 7

    さや氏の過去と素顔が次々と…音楽家の夫、同志の女優、参政党シンボルの“裏の顔”

  3. 8

    参政党さや氏にドロドロ略奪婚報道の洗礼…同じく芸能界出身の三原じゅん子議員と“お騒がせ”な共通点が

  4. 9

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  5. 10

    自民党を待ち受ける大混乱…石破首相は“針のムシロ”のはずが、SNSでは〈#やめるな〉が急拡大