谷川弥一議員「俺が悪い」連呼会見で逆に際立つ…裏金「秘書任せ」安倍派幹部の厚顔無恥

公開日: 更新日:

「私が悪かった。全て私の責任」と100回ほど繰り返し、ダメな男気を発揮だ。裏金事件で略式起訴された安倍派の谷川弥一衆院議員が22日、議員辞職願を出し、地元の長崎県大村市で会見。「頭悪いね」発言を浴びせた記者に、直接「配慮が足りなかった」と頭を下げた。

 谷川氏は約4300万円を裏金化。多額のパーティー券を売った動機について、「力をつけたかった。大臣並みのカネを集めてやろうと。カネを集める力は偉くなるのに必要だと思った。勘違いしていた」と打ち明けた。

 使い道は「政治活動」「飲みに行ったり、食べに行ったり、いわば人間関係づくり」と説明したが、歯切れが良いのは、この程度。長崎と派閥に「マイナスになることは答えない」と一方的に宣言し、何を聞かれても「俺が悪いんだよ」「すみません」と平謝り。

 それでも「派閥には言いたいことが山ほどある」「大臣になれなかったんだから、大事にされていない」とボヤキ節。「違法性の認識はなかった。あったらするもんですか」「相手がこう言った、アア言ったは言わない」とし、派閥の「記載しなくてよい」との指示をほのめかしたが、核心部分は「アンタが調べて」「アンタが考えて」と記者に丸投げだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  3. 3

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  4. 4

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  5. 5

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  1. 6

    12月でも被害・出没続々…クマが冬眠できない事情と、する必要がなくなった理由

  2. 7

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  4. 9

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

  5. 10

    2025年のヒロイン今田美桜&河合優実の「あんぱん」人気コンビに暗雲…来年の活躍危惧の見通しも