“ネクスト・チャイナ”インド株が人気 2028年には名目GDP3位の予測

公開日: 更新日:

 インド株への投資が加速している。

 SBIアセットマネジメントが2023年9月に設定した「SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド」の純資産総額が約4カ月で300億円に達した。インド株のインデックスファンドとしては最速という。

 背景にはインド経済への成長期待がある。2月15日に発表された23年の日本の名目GDPは約591.5兆円となった。ドル換算ではドイツに抜かれ、世界3位から4位に転落した。それだけではない。28年にはインドが3位に食い込み、日本は5位になるというIMF(国際通貨基金)の予測もある。そのなかでインドが、ネクスト・チャイナとして注目を集めているわけだ。ブルームバーグによると、ウォール街の大手投資銀行であるゴールドマン・サックス・グループやモルガン・スタンレーも今後10年間で最も重要な投資先としてインドを支持しているという。

 またロイターによると、株価指数の算出を行うMSCIは、2月の見直しでグローバル・スタンダード(新興国市場)指数のインド株のウエートを17.9%から過去最高の18.2%に引き上げたという。反映されるのは2月29日の引け後だが、これにより約12億ドルの資金流入が見込まれる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  3. 3

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  4. 4

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 5

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  1. 6

    山本淳一は「妻をソープ送り」報道…光GENJIの“哀れな末路”

  2. 7

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  3. 8

    巨人・岡本和真が狙う「30億円」の上積み…侍ジャパン辞退者続出の中で鼻息荒く

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    光GENJIは全盛期でも年収3000万円なのに…同時期にジャニー&メリーが3億円超稼げていたワケ