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中西文行「ロータス投資研究所」代表

法政大学卒業後、岡三証券入社。システム開発部などを経て、岡三経済研究所チャーチスト、企業アナリスト業務に従事。岡三インターナショナル出向。東京大学先端技術研究所社会人聴講生、インド政府ITプロジェクト委員。SMBCフレンド証券投資情報部長を経て13年に独立。現在は「ロータス投資研究所」代表。

日経平均は天井つけた? 今後の日本への投資は米大統領選がカギを握る

公開日: 更新日:

 バイデン米大統領は今月7日に一般教書演説を行った。冒頭、ロシアのウクライナ侵攻を批判し、議会に対してウクライナ支援を呼びかけたが、経済面では、半導体支援の「CHIPSおよび科学法」などによって米国への投資が拡大し、多くの雇用を生んだとした。

 また、全米自動車労働組合(UAW)のフェイン会長を紹介し、自分はストライキのピケに参加した初めての大統領だと述べ、史上最も労働組合寄りの大統領だと誇示した。

 バイデン米大統領は3月14日には、22年粗鋼生産量で宝武鋼鉄集団(中国)、アルセロール・ミタル(ルクセンブルク)、鞍山鋼鉄集団(中国)に次ぐ世界第4位の日本製鉄のUSスチール(世界27位)買収を阻止する方針を示し、「USスチールは1世紀以上にわたって米国の象徴的な鉄鋼会社であり、国内で所有、運営される米国企業であり続けることが不可欠だ」とする声明を出し、「私は鉄鋼産業の労働者に『彼らを後押ししている』と言ったがそれは本心だ」と強調した。

 現職の大統領が民間企業の買収計画に直接言及するのは極めて異例。

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