公明党が揶揄される自民裏金と「同じ穴のムジナ」…与党歴24年超でものらりくらり主体性ゼロ
■「下駄の雪」より下劣
山口代表は政倫審について「国民の納得感は得られていない。ますます不信を強める結果になっている」と批判しているが、19日に立憲の安住淳国対委員長から協力要請を受けた公明の佐藤茂樹国対委員長は「我が党独自として回答しようがない」などとごにょごにょ。与党の一角を占めるとはいえ、主体性のなさをさらけ出した。証人喚問に至っては「非常にハードルが高い」と口合わせ。「下駄の雪」あらため「同じ穴のムジナ」と揶揄されるわけだ。
政治ジャーナリストの角谷浩一氏はこう言う。
「自公連立政権発足から24年半。公明党は自民党のブレーキ役を自任していますが、与党ボケが目に余る。世論を受けてもっともらしいことを言っても結局、自民党におもねってしまう。防衛装備移転三原則の骨抜き合意にしたってそうです。金看板に掲げる『平和の党』の『平和』の定義は一体何なのか。自民党と組む前の野党時代を知っている議員は片手しかおらず、ぐだぐだもいいところ。自民党とそろって下野しない限り、目が覚めないでしょう」
在野をほぼ知らない点で言えば、公明党の質も安倍チルドレンと大差ないのか。期待するだけムダ──そうは考えたくない。
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