三菱UFJの幹部OBが激怒する「銀証ルール違反処分」の“恥”

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政界通(以下=政) 三菱UFJフィナンシャル・グループの三菱UFJ銀行と証券子会社2社が、金融庁から6月24日に業務改善命令の処分を受けたな。どういうことだ?

官界通(同=官) 銀行の幹部が顧客企業の非公開の情報を、その企業の意に反して何度も証券側へ伝えていて、証券ビジネスの材料にしようとしていたというのだから、あきれた。処分は当然だ。

財界通(同=財) それはそうだ。銀行は企業に運転資金や設備投資の資金を貸しているから、優越的な地位にいる。同じグループの証券が銀行だけが知っている極秘情報を使えば、相手が「圧力」を感じて応じざるを得ない可能性があるから、金融商品取引法の銀証ルールで規制している。

■かつては当局の嫌がらせにも毅然と対峙

 三菱UFJといえば、日本を代表する金融機関だ。そんな姑息な手段を使うとは、嘆かわしい。しかも、当時の銀行頭取が知っていながら止めなかったそうじゃないか。

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