著者のコラム一覧
重道武司経済ジャーナリスト

1957年鳥取県倉吉市生まれ。84年フジサンケイグループ傘下の経済紙「日本工業新聞」(現フジサンケイビジネスアイ)の記者となり、千葉支局を振出しに鉄鋼、自動車、総合電機、財界、金融、エネルギー(電力・石油・ガス)などの業界を担当。2000年外資系通信社に転じた後、02年からフリーに。得意分野は通信社時代を含めて在籍足掛け7年にも及んだ日銀記者クラブ時代に人脈を培った金融。自動車業界にも強い。

後発薬の品不足や供給混乱が続き…厚労省が「薬」業界再編へジリジリ圧力

公開日: 更新日:

 後発薬メーカーに対する再編圧力が日増しに高まっている。今年5月に厚生労働省の有識者会議が「(製品の安定供給など)構造的課題を解決するには再編が必要」とする提言を公表。今月上旬には厚労省に後発薬大手首脳らを呼びつけ、武見敬三厚労相自らメーカー側を叱咤するという立ち回りも演じた。

「安定供給の責任が果たされていない。業界再編は待ったなしだ」。武見厚労相とメーカー首脳との会談時間はおよそ30分。非公開で行われたが、関係者によると、冒頭、武見氏はこう獅子吼して再編を強く促したという。

 集められたのは大手を中心とした13社の首脳ら。業界トップのサワイグループホールディングス(GHD)の沢井光郎会長兼社長や吉田逸郎・東和薬品社長も駆け付けた。

 後発薬はここ3年以上にわたって品不足や供給混乱が続く。業界団体の調査によると、全品目のうち何らかの形で出荷制限を受けているのは今春段階で16.3%、出荷停止は14.5%にのぼる。

 引き金を引いたのは、20年に発覚した、準大手級の小林化工による品質不正だ。これをきっかけに業界各社のずさんな品質管理の実態が明らかになり、不正のドミノが一気に広がった。この間、当局により出荷停止など行政処分を食らったのは21社。全体の1割を超える。これでは「タマ不足」(調剤薬局幹部)に陥るのも当たり前か。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る