「第2の堀井学」は誰だ?捜査はヨコタテどちらに伸びる?裏金香典疑惑に自民議員は戦々恐々

公開日: 更新日:

「裏金事件の第2幕」──。そんな批判が野党から噴出している。自民党に所属していた堀井学衆院議員(比例北海道ブロック)が、秘書らを通じて有権者に香典を配った公職選挙法違反の疑いで東京地検特捜部の捜査を受けている問題だ。香典の原資が裏金だった可能性が浮上し、自民党内は「第2の堀井は誰だ」と戦々恐々だという。

  ◇  ◇  ◇

 公選法は政治家本人が葬儀に参列して渡す場合を除き、選挙区内で香典を渡すことを「違法な寄付」として禁止している。堀井氏は選挙区内の支援者らが亡くなった際、秘書や家族を通じて、香典1万~数万円を渡していた疑い。総額は数十万円に上るとみられている。

 特捜部は18日、堀井氏の国会議員会館の事務所と議員宿舎、北海道登別市の地元事務所、自宅の4カ所を一斉捜索。自民党派閥の裏金事件の捜査過程で香典提供を把握し、裏金を香典に使ったとみて悪質性の高さから強制捜査に踏み切った。堀井氏への任意聴取も実施したという。

 堀井氏の裏金総額は2196万円。裏金議員の中でもトップクラスの“蓄財”だが、約100人に上る裏金議員のうち、起訴された現職議員は不記載額が計約5100万~3500万円と特に高額だった大野泰正参院議院、谷川弥一前衆院議員、池田佳隆衆院議員の3人だけ。問題は、堀井氏の裏金香典疑惑が他の裏金議員にも波及する可能性があることだ。

 裏金事件での起訴を免れた議員は収支報告書の訂正でお茶を濁し、肝心の使途については「不明」でノラリクラリ。安倍派幹部の萩生田前政調会長は国会で「不明のオンパレード」とツッコまれたものだ。使途不明の裏金が実は香典やその他の違法な寄付に化けた可能性は否めない。元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士がこう言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • トピックスのアクセスランキング

  1. 1

    大和証券グループ「オリックス銀行を3700億円で買収」の皮算用

  2. 2

    高市首相がどんなに反論しても…石油・ナフサ危機「6月に詰む」に現実味、トヨタ系企業からも悲鳴

  3. 3

    片山財務相&三村財務官コンビの為替介入に戦略なし 手の内ミエミエの投機筋はむしろ大歓迎という皮肉

  4. 4

    中東情勢、業績悪化、倒産増加…GW明けの日本経済にたちこめる暗雲

  5. 5

    経団連副会長に「三菱」が6人 三菱電機が「スリーダイヤ」グループで頭一つ出るか?

  1. 6

    実質賃金3カ月連続プラスは“春の夜の夢”…高市政権の場当たり的バラマキ政策で「円破壊」が進む

  2. 7

    高市首相が窮地…株・円・債権トリプル安で「追い込まれ補正予算」編成すら危うい八方ふさがり

  3. 8

    ナフサ危機が食料品流通も直撃! 包装資材不足で鮮度保てず、出荷さえできなくなる恐れ

  4. 9

    専門家は「無私の姿勢で組織を引っ張る人」と評価する「司馬遼太郎」のリーダー像が受け入れられなくなったのはなぜ?

  5. 10

    石油備蓄に奇妙な“二重基準”…1日の消費量が日本政府は「176万バレル」で国際基準は「336万バレル」のナゼ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    《タニマチの同伴女性の太ももを触ったバカ》を2発殴打…元横綱照ノ富士に大甘処分のウラ側

  2. 2

    日本ハムは「自前球場」で過去最高益!潤沢資金で球界ワーストの“渋チン球団”から大変貌

  3. 3

    高市首相が天皇皇后のお望みに背を向けてまで「愛子天皇待望論」に反対する内情

  4. 4

    年内休養の小泉今日子に「思想強すぎ」のヤジ相次ぐもファンは平静 武道館での“憲法9条騒動”も通常運転の範囲内

  5. 5

    新庄監督にガッカリ…敗戦後の「看過できない発言」に、日本ハム低迷の一因がわかる気がした

  1. 6

    『SHOGUN 将軍』シーズン2撮影中の榎木孝明さん「世界的な時代劇映画のプロデュースに関わりたい」

  2. 7

    横綱・豊昇龍が味わう「屈辱の極み」…大の里・安青錦休場の5月場所すら期待されないトホホ

  3. 8

    和久田麻由子アナがかわいそう…元NHKエースアナを次々使い潰す日テレの困った“体質”

  4. 9

    あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ

  5. 10

    細木数子と闘った作家・溝口敦氏は『地獄に墜ちるわよ』をどう見たか? “女ヤクザ”の手口と正体