円安倒産が止まらない!前年同期比1.5倍…物価高で膨らむ消費税が中小・零細に重くのしかかる

公開日: 更新日:

 経済ジャーナリストの荻原博子氏はこう指摘する。

「世界的な資源高は収まる気配がなく、物価高騰によるダメージは川下になるほど重くのしかかっています。物価高に比例して膨らむ消費税の負担も大きい。輸出企業は仕入れにかかる消費税の還付を受けられますが、国内で商売している中小・零細企業はそうはいかない。その上、インボイス制度の導入でますます吸い上げられるようになった。今年はコロナ禍で実施されたゼロゼロ融資(実質無利子・無担保融資)の返済本格化という特殊要因も重なっています。前もって分かっていたのに、手当てはない。弱者に政治の力が届かなければ、景気が上向くわけがありません」

 今年の師走もどんより過ぎていく--。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  3. 3

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  4. 4

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  5. 5

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  1. 6

    12月でも被害・出没続々…クマが冬眠できない事情と、する必要がなくなった理由

  2. 7

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  4. 9

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

  5. 10

    2025年のヒロイン今田美桜&河合優実の「あんぱん」人気コンビに暗雲…来年の活躍危惧の見通しも