吉村府知事が語った大阪万博の「魅力」に失笑買い話題騒然!地方局TV情報番組で売り込み発言も具体性ゼロ

公開日: 更新日:

 しかし、何がどう「ものすごい」かは説明がなく、具体性ゼロ。円安だというのに少なくとも12カ国が撤退している。

■「行きたいと思わない」7割

 ひたすら推していたのが、約344億円の建設費を投じる木造リング。〈大屋根リング(1周約2㎞)は熊本城一帯を囲む大きさ〉と記された空中写真入りのフリップを持ち出し、「圧倒的な存在感の木造リングもありますし、そしてそこには未来社会があります」とアピールした。

 そうして、「USJもありますから、大阪城もありますんで、ついでにちょっと万博行ってみようかなと。チケット、コンビニで販売してますんで」と締めくくり。「ついで」程度の集客力しか期待できない国家プロジェクトに投じられるコストは莫大だ。会場整備費だけで約2350億円。そのうち3分の1は、全国から吸い上げられた血税である。

 毎日新聞の世論調査(15、16日実施)によると、万博に「行きたいとは思わない」との回答が67%。「行きたいと思う」と答えた16%を大きく上回った。維新がIR(カジノを含む統合型リゾート)誘致の地ならしに利用しただけの万博が盛り上がるわけがないのだ。

  ◇  ◇  ◇

 関連記事【もっと読む】大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる――も必読だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  2. 2

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  3. 3

    選挙3連敗でも「#辞めるな」拡大…石破政権に自民党9月人事&内閣改造で政権延命のウルトラC

  4. 4

    11歳差、バイセクシュアルを公言…二階堂ふみがカズレーザーにベタ惚れした理由

  5. 5

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  1. 6

    日本ハム中田翔「暴力事件」一部始終とその深層 後輩投手の顔面にこうして拳を振り上げた

  2. 7

    「デビルマン」(全4巻)永井豪作

  3. 8

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  4. 9

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  5. 10

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学