著者のコラム一覧
姫田小夏ジャーナリスト

中国・アジアを身近に捉える取材に取り組む。中国ウオッチは25年超、中国滞在経験も長い。アジア・ビズ・フォーラム主宰。日刊ゲンダイでの連載などをもとに「ポストコロナと中国の世界観 」(集広舎)。

中国とはわけが違う! 華奢な日本の観光地は崩壊寸前…一定の規制はもはや避けて通れない

公開日: 更新日:

 余談になるが昨年12月にインフルエンザが大流行した際、欧州から訪日した友人たちがたちまち感染するのを目の当たりにした。感染は実に速かったのだが、このとき、ひとりがこう話していた。

「東京はどこも密すぎる。浅草、新宿、渋谷に人が集中、店舗も狭いし、座席と座席の間隔が近い。だから感染も速かったんじゃないかな」

 すべてのサイズが小さく、かつデリケートにできている日本の観光地や店舗に、年間数千人規模の外国人観光客がやってくれば、もはや無事でいることは難しい。今年はそこにビザ緩和で中国からの観光客が上乗せされる。

 観光客集中エリアでは、数の制限こそ目前の課題だ。観光税、入場料、二重価格制度や罰金制度、これらを導入するのかしないのか、そして納税者をいかに保護するのか──。観光客を歓迎する一方で、もはや一定の規制は避けて通れない。 =つづく

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人vs阪神またもドラフト場外戦勃発!1巡目指名8年で5回モロかぶり…中日とヤクルトも参戦か

  2. 2

    叱責、鉄拳、罰金…試練の日々で星野監督よりも「怖かった人」

  3. 3

    ドラフト外入団の憂き目に半ば不貞腐れていたボクを最初に見出してくれたのは山本浩二さんだった

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  5. 5

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  1. 6

    前橋市長の「ラブホ通い詰め」だけじゃない…有名女優らもキャッチされた格安ラブホ不倫劇の舞台裏

  2. 7

    次期巨人監督へ桑田二軍監督が腕まくり! 松井秀喜氏への“つなぎ登板”は球団の思惑とも合致

  3. 8

    林芳正氏が自民党総裁選“台風の目に”…「2強」失速でまさかの決戦投票進出あるか

  4. 9

    国民民主・玉木代表が維新の“自民すり寄り”に猛ジェラシー! 総裁選後の「補完勢力」の座めぐり場外乱闘勃発

  5. 10

    杉田かおるの窮地を陰から支えていた舘ひろしの男気