買えないのに1、2割の値上げが当たり前に…「賃貸派」を直撃する家賃上昇の回避策

公開日: 更新日:

「バブル崩壊以降のデフレ下では、強気の家賃相場が形成されづらい状況でした。しかし、ここ数年、新築マンションの供給が極端に減っていると同時に、都心部の分譲マンション価格は億を超えてきています。築年数の新しい物件を求める層が、ある意味仕方なく賃貸物件に集中し、昨今の賃料上昇を起こしています」(長谷川氏)

 その背景には日本人の新築、築浅信仰の強さがあると言えそうだ。

「ただ、投資的見地からすると、仮に20室あるアパートがあったとして、退去した部屋から一つ一つ値上げをしていくことになるので、賃料が値上がり傾向にあっても、利回りが上昇してきたとは言い難い状況です」

 住宅の賃料インフレはしばらく続くとみられているが、エリアによっては空室も多く、かつ値上げがされにくい築20年以上の物件に引っ越すなどの策もあると、長谷川氏は話す。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  4. 4

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 5

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  1. 6

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  2. 7

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり

  3. 8

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  4. 9

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  5. 10

    遅すぎた江藤拓農相の“更迭”…噴飯言い訳に地元・宮崎もカンカン! 後任は小泉進次郎氏を起用ヘ