昭和の名建築「パレスサイドビル」も姿を消すのか…保有する毎日新聞GHDが複数社に再開発打診と報道

公開日: 更新日:

■取り壊しを惜しむ声も

 同ビルは日本建築学会の「近代主義建築20選」に選ばれるなど、戦後日本を代表するオフィスビルだけに、取り壊しを惜しむ声があがっている。

「旧東京中央郵便局舎の一部を保存、再現したJPタワー(丸の内)や同潤会アパートの一部を残した表参道ヒルズなど再開発の例もありますが、老朽化したビルの多くは取り壊され、新しいビルに生まれ変わっています。建築費高騰の中、建物の保存を望む声もあることから、耐震化や設備更新などのリノベーションで現状のまま使用を続けることも選択肢に入りますが、都心の超一等地ですから再開発の方針になると思われます」(長谷川高氏)

 名建築はまた姿を消すことになるのか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」