有森隆
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有森隆ジャーナリスト

30年余、全国紙で経済記者。豊富な人脈を生かし取材・執筆中。「『ゴーン神話(マジック)』の終焉 日産を覆う不安の正体」(「月刊現代」2006年12月号)、「C・ゴーン『植民地・日産』の次の獲物(ターゲット)」(同09年1月号)などを執筆。「日産 独裁経営と権力抗争の末路――ゴーン・石原・川又・塩路の汚れた系譜」(さくら舎)を3月に上梓。

ヤクルト本社<下>ヤクルトレディを3年で3000人正社員に

公開日: 更新日:

 ヤクルト本社は、それぞれの家に商品を届ける配達員・ヤクルトレディの正社員化に乗り出す。今後3年間で3000人を順次切り替える。3万2000人の人員のおよそ1割に相当する。新型コロナウイルスで雇用環境が悪化する中、大規模な正社員化の動きは、企業の社会的責任を意識したものとして高く評価されよう。

 ヤクルトの発展の歴史を振り返ってみよう。

 京都帝国大学で微生物を研究していた医学博士代田稔が1930年、乳酸菌の強化・培養に成功し、35年、福岡市で代田保護菌研究所を立ち上げた。ここからヤクルトの製造・販売が始まる。

 戦争による中断を経て、戦後、関係者を集めて再起。55年4月、株式会社ヤクルト本社を設立。初代会長に代田稔、社長に創業メンバーの永松昇が就任した。

 ニューリーダーが登場する。松園尚已である。長崎市でヤクルトの販売事業に参画した彼は54年、上京。永松から八王子の営業権を譲り受け、ヤクルトの製造を開始。56年に設立した関東ヤクルト製造(現・松尚)を中心に、短期間のうちにグループ最大規模の製造工場を持つ実力者となった。

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