恒大集団が8月25日で上場廃止…50兆円の負債が映す中国不動産バブルの終焉

公開日: 更新日:

不良債権総額は不動産セクター全体で150兆円超か

 恒大の破綻は、単なる一企業の終焉ではない。中国経済を支えてきた「不動産依存型の成長モデル」が限界にきていることを象徴している。不動産業は中国GDP(国内総生産)の3割を占め、地方政府の財政も土地の売却益に支えられてきた。だが、投資先としての住宅はすでに飽和し、実需を伴わない開発は過剰債務を生む構造に変わった。恒大の転落は、そのゆがみがついに破裂した結果にほかならない。

 一部報道によると、恒大集団の負債は約50兆円に達するとされる。これは、バブル崩壊後に日本が処理した不良債権総額約100兆円の半分を、1社だけで抱えた計算だ。専門家の見立てでは、不動産セクター全体で約150兆円を超える可能性があるという。

 人知れず進む不動産価格の下落、管理されず放置されるマンションの増加……。中国経済の実態が見えにくいだけに、不安はしばらく続きそうだ。

ニュースライター・小野悠史)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    「マクドは健康保険と年金に加入できてよかった」 シニアが働き続けるために必要なこととは?

  4. 4

    東京・蒲田の2駅結ぶ蒲蒲線、大田区と地元を取材して分かった実現のハードルと地元の思い

  5. 5

    NHK夏の音楽特番「うたであえたら」は北川景子のMCが見事 カオスと化した近年の紅白はお手本に

  1. 6

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  2. 7

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  3. 8

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  4. 9

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  5. 10

    永野芽郁がキャバ嬢で「復帰」もM!LKファンやきもき…共演するかもしれない佐野勇斗への“キラー”ぶり警戒