高齢化率は2000年の17%から現在は29%に上昇しており、胃袋の縮小も小サイズ化の背景にあるようだ。また、小売業者側の思惑もある。
「ディスカウント系ストアが顕著だが、小売業者が値上げを嫌がる場合もある。値上げして『商品棚に置かない』と言われたら元も子もないためメーカーは内容量削減に走ってしまう」(前出の関係者)
高齢化も影響し、今のところ“うまくいっている”ように見えるステルス値上げだが昨今ではSNSの拡散で炎上する事例もある。シュリンクフレーションというチキンレースは、いつまで続くのか。
(ライター・山口伸)