投資信託でブロックチェーン関連が人気の背景 純資産総額1位の銘柄は基準価格が6年で6倍に
9月末時点の組み入れ上位銘柄には、豪・米のソフトウエアサービス会社が並ぶが、6位に日本のSBIホールディングス、10位にマネックスグループが入っている。
ブロックチェーン関連の投資信託の純資産総額2位は「暗号資産関連株式F」(愛称、シークレット・コード)。アセットマネジメントOneが運用する投資信託で、暗号資産に関連するビジネスを行う世界の企業に投資している。今年7月31日に設定されたばかりだが、約3カ月の設定来騰落率は約54%。投資地域は米国が約7割を占める。
ETFもある。「グローバルXブロックチェーンETF」は、海外ETFだが、ネット証券などで購入できる。株価は4月のトランプ・ショック以降で約4倍に上昇している。グローバルXによると、ブロックチェーン市場の価値は24年時点で270億ドルだったが、34年には1兆9000億ドルに達するという。これが実現するなら、価格上昇はまだまだ期待できそうだ。
(ジャーナリスト・向山勇)



















