namcoはガチャ専門店を強化 ゲーセンは今や“推し活”の場に

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「アーケードゲームは電気代がバカにならない。電気代は高騰しているものの、1プレー100円という固定観念があるため値上げも難しい。その点、電源不要のガチャガチャは事業者側にとってコストパフォーマンスが良い」(同)

 変化の背景には、こうしたコスト高の影響も色濃い。2010年に約1.9万店あった全国のゲーセンは22年に1万店を下回った(日本アミューズメント産業協会)。この間、市場規模は4500億円前後で横ばいに推移していることから、大手による店舗の大型化・集約化が進んだことがわかる。現在でもアーケードゲームに注力するのは地場の個人経営店などが中心だ。「ゲーセン」という名称を残したまま、「ゲーム」が消えていく。薄暗く熱気に満ちた空間は、過去の遺産になろうとしている。

(山口伸/ライター)

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