コメがようやく値下がりトレンド、2000円台の銘柄米も店頭に…価格はどこまで下がるのか?
昨年はコメ不足の懸念から、業者間の買い付け競争が過熱した。特に商社などは資本力を武器に、生産者に高値を提示してコメを買い集めた。そのため、JAも集荷時に前もって生産者に払う概算金を大きく引き上げざるを得なかったという経緯がある。多くの業者は高値で仕入れているため、そう簡単には安く売れない、ということだ。
■これから始まる在庫一掃セール
とはいえ業者も、いつまでも在庫を抱えているわけにはいかない。いずれ“在庫一掃セール”が始まるとみられている。
「コメ業界は、借入期間が半年程度の短期融資を受ける業者が多い。新米を仕入れる昨年9月ごろに借り入れた業者は、すでに返済時期を迎えています。また、業者の決算期も3月に集中しており、いまの時期は、ある程度損切りしてでもコメを売りたがる業者が増えています。現在のような緩やかなペースではあるものの、今後も値下げは進むと考えられます。さらに、新米が出回る直前の6月になれば、大手卸売りの損切りの動きが、より活発になる。そのころには、5キロ3500円程度が一般的な価格になっているでしょう」(常本泰志氏)


















