石油備蓄に奇妙な“二重基準”…1日の消費量が日本政府は「176万バレル」で国際基準は「336万バレル」のナゼ

公開日: 更新日:

 このギャップの真相は何か。まさか政府が国内消費量を低く見積もっているのか。石油備蓄を所管する資源エネルギー庁に疑問をぶつけてみた。

「ご指摘の統計の『石油消費量』には、LPガス(液化石油ガス)やナフサなど関連製品の消費量も含んでいるようです。一方、国家備蓄は純粋に石油単体の消費量だけに基づくもの。政府の『石油製品需給動態統計調査』から1カ月おきに過去半年分の消費量を見直し、算出しています」(長官官房総務課・調査広報室)

 奇妙な二重基準は誤解を招くだけだろう。国の石油備蓄量は先月29日時点で146日分、民間備蓄と産油国備蓄を含め計235日分あるとはいえ、同じく中東依存度が8割と高いナフサは備蓄法の対象外だ。イラン攻撃前の国内在庫は2~3週間分しかなかったとされる。

 資源を「持たざる国」の危機は続く。

  ◇  ◇  ◇

 原油高騰による石油危機についての最新ニュースは、関連記事【もっと読む】【さらに読む】などで詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    株主82万人に拡大も…前澤友作氏「カブ&ピース」のビジネスモデルは法規制に大きく左右される

  2. 2

    医学部に進学した息子のために老後破産したエリートサラリーマンの懺悔

  3. 3

    高市自民に「卑怯」「選挙やり直せ」とSNS大炎上! 違法「広告動画」出稿疑惑は拡大必至

  4. 4

    高市首相が国政初挑戦の1992年に漏らした「女を武器に」の原点 投開票日の夜に“チョメチョメ”告白の仰天

  5. 5

    ひろゆき氏も"参戦" 「タモリつまらない」論争に擁護派が続出する“老害化とは無縁”の精神

  1. 6

    休養中の菊池風磨「timelesz」5月ライブは不在…チケット"取れすぎ"が危ぶまれるグループ人気と「激痩せ」と「占い」

  2. 7

    サバンナ高橋“10年いじめ”問題からにじむ上下関係の悪しき伝統と「吉本の闇」…鬼越トマホーク良ちゃんも参戦

  3. 8

    今春の関東大会は「戦い方」が難しい 夏以降の新チームにも薄っすらと危機感を抱いています

  4. 9

    ビットコインは一気に投資拡大の可能性 200日移動平均線の水準に

  5. 10

    テープのつなぎめが分かりにくい「ハイファイ・ビートルズ」