ニチレイのシステム障害で5000社に影響か? 高度化する物流システムの落とし穴
「サイバー攻撃は構造的に防げない」と識者
ニチレイは「外部のセキュリティー専門会社と安全対策を講じたうえで、17日から業務再開を予定」としているが、本当に早期復旧は可能なのか。昨年、アサヒグループホールディングスがサイバー攻撃を受けたときは、完全復旧に約半年もかかっている。
ニチレイのサイバー攻撃でわかったのは、物流拠点が狙われると、多くの企業に影響が出るということだ。今後も、こうしたトラブルは続くのか。
「今回攻撃されたコールドチェーン(低温物流)などの物流システムは、倉庫の空き状況管理や時間通りに届ける仕組みなど、高度なIT技術を活用することでシステムが成り立っています。その分、外部からのサイバー攻撃を完全に防ぐことは構造的に不可能です。今回のような事故は、常に起こり得る。だからこそ、有効なバックアップ体制を構築しておくなど、攻撃を受けてもなるべくダメージを少なくするシステムを構築しておくことが重要です」(ITジャーナリストの三上洋氏)
デジタル化社会は、脆弱性も抱えている。
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