小学校のソフトボール大会でのこと。クラスで3チームつくることになったが、リーダー格の同級生が「絶対に勝ちたいから」と、強打者を集めた“最強チーム”をつくり、佐々木少年は“その他大勢”の寄せ集めチームに回されてしまった。
「最強チームは『自分がホームランを打ってやろう』というメンバーばかりで早々と負けてしまって、私たち見込みのないチームはヒットをコツコツ、1点差、また1点差で勝ち上がって優勝したんです。まさにスモールベースボール(笑)。最後はチームワークが大事なんだな、と」
代表して表彰台に立ったのは、当時、学級委員を務めていた佐々木少年だった。 (つづく)
(杉本勝之/日刊ゲンダイ)