元最高裁の瀬木比呂志氏が暴露「裁判所はいまや権力の番人だ」

公開日: 更新日:

 日本は本当に近代民主主義国家なのかと思いましたが、こうした大きな問題をマスコミもほとんど取り上げないんですね。だから、既成事実として積み上がっていってしまう。社会がどんどん窮屈になる。日本は大丈夫なんですかね。テレビを見ていると、やれ、中国が悪い、韓国がケシカランとやっていて、それが悪いとは言いませんが、自分の国の自由主義と民主主義の基盤が危なくなってきているのだから、そのことをまず報道すべきではないでしょうか?

――そもそも、権力と司法は、昔から癒着していたのでしょうか? それとも、森政権以降、露骨になってきたのでしょうか?

 1960年代は最高裁も比較的リベラルな時代でした。それに危機感を抱いた自民党が、右翼的な考え方の持ち主である石田和外氏を5代目最高裁長官に据えて、いわゆる左翼系裁判官を一掃するブルーパージ人事をやった。戦後の裁判所の自由主義の潮流は、ここで事実上、息の根を止められ、以後、裁判所、裁判官全体に権力追随の事なかれ主義が蔓延するようになったと思います。まあ、それでも、そのあと4人くらいの長官は極端な支配統制はしなかった。でも、それから最高裁事務総局系の長官が出てくるようになり、2000年代以降に裁判所は、精神的「収容所群島」化してしまったと思いますね。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    酒井法子“5億円豪邸”略奪愛疑惑 新恋人には内縁の妻がいた

  2. 2

    不倫疑惑も神田沙也加は無傷 相手側のJr.秋山大河は茨の道

  3. 3

    「山健組」の弱体化を招いた元ナンバー3への“絶縁処分”

  4. 4

    TV局が3カ月でしゃぶりつくした“ラグビーバブル”終焉の先

  5. 5

    「桜を見る会」悪徳マルチ跋扈を許した経産OBと官邸の黒幕

  6. 6

    「70万円の婚約指輪が小さく感じる」女性の相談が大炎上!

  7. 7

    ゴルフ石川遼が28歳で10億円も…野球とは稼ぎで“雲泥の差”

  8. 8

    離婚の神田沙也加に不倫疑惑…逃れられない「聖子の呪縛」

  9. 9

    大谷、菅野…更改で気になる高給取り5選手のカネの使い道

  10. 10

    「馬毛島」を防衛省に売却 86歳老経営者の14年の“粘り腰”

もっと見る

編集部オススメ

  1. {{ $index+1 }}

    {{ pickup.Article.title_short }}

もっと見る