スポーツ庁初代長官 鈴木大地氏に白羽の矢が立つ本当の理由
10月1日に発足するスポーツ庁の初代長官は鈴木大地氏(48)で本決まりのようだ。水中を潜って進む「バサロ泳法」を武器にソウル五輪の100メートル背泳ぎ金メダリストに輝いた、あの鈴木氏だ。
「当初はスケート連盟会長の橋本聖子参院議員と、ロス五輪柔道金メダルの山下泰裕氏が本命視されていました。しかし橋本さんは、去年、フィギュアスケートの高橋大輔選手とのキス写真が報じられ、山下氏は副会長を務める柔道連盟が暴力やセクハラでスキャンダルまみれ。どちらもイメージがよくない。そこで次に白羽の矢が立ったのがJリーグチェアマンだった川淵三郎氏です。しかし、川淵さんは78歳と高齢のうえ、バスケット協会会長を引き受けてしまった。スポーツ庁長官をやるんだったら、バスケ会長はやめなければいけない。その辺もネックになったようです」(霞が関事情通)
文科省の外局として新設されるスポーツ庁の長官は事務次官級ポストにあたる。年収2000万円をもらい、各府省からの職員120人を率いて重責を担うことになる。それにしても、なぜ鈴木氏なのか。