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中村竜太郎ジャーナリスト

1964年生まれ。大学卒業後、会社員を経て、95年から週刊文春で勤務。政治から芸能まで幅広いニュースを担当し、「NHKプロデューサー巨額横領事件」(04年)、「シャブ&ASKA」(14年)など数々のスクープを飛ばす。「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」では歴代最多、3度の大賞を受賞。2014年末に独立し、現在は月刊文藝春秋などで執筆中。フジテレビ「みんなのニュース」のレギュラーコメンテーター。

<第6回>「警察は誰かを捕まえなければ気がすまない」

公開日: 更新日:

 こけし、いや宇宙人のような風体の男は、仁王立ちで私を睨みつけていた。しかしここでひるんでは負けだ。勇気を出して声をかけた。

「青酸ウーロン茶事件を取材しています。なにか心当たりはありませんか」

 すると男はみるみるうちに怒りの形相に変わり、ブルブルと体を震わせたのだ… 

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