カジノ法案審議入り攻防戦 “推進派”が急ぐ怪しい背景

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 カジノ法案が今国会で審議される可能性が出ている。これまで難色を示していた公明党が審議は認める方針に転じ、推進の自民と維新が前のめりなのだ。民進や共産は反対で、与野党の攻防戦になっている。ただ、延長するとみられてはいるものの、臨時国会は会期が残り半月。なぜそこまで急ぐのか不可解だが、小池百合子都知事の就任も関係しているらしい。

 カジノに関心がなかった舛添要一前都知事と違って、小池知事は衆院議員時代、「IR議連(国際観光産業振興議員連盟)」のメンバー。知事会見でも「IRはただカジノだけではない。エンターテインメントを考えるという意味でのIRは積極的です」と言っていた。これに、もともと推進派の大阪府・松井一郎知事と横浜市・林文子市長をセットにすれば、“3大都市”がカジノ誘致に名乗りとなり、「推進ムードが盛り上がってきた」(IR議連関係者)というわけだ。

■万博とカジノで目玉政策

「小池さんと維新の松井さんは、『政治塾』や『新党』絡みで接近。横浜の林市長のバックには菅官房長官がいて、横浜市は今年度予算でカジノ予定地の山下埠頭の再整備に135億円の予算を付けました。松井さんと菅さんはもともと親しい。これから3都市の連携が加速する兆しが出ています。安倍政権は2020年の東京五輪後の景気の浮揚策として『2025年大阪万博』誘致を松井知事と一緒に計画中で、万博とカジノをセットにして目玉政策にしようとしているのです」(ジャーナリスト・横田一氏)

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