学芸員はがん発言の山本大臣 政治資金でゴルフや居酒屋に
「一番のがんは文化学芸員といわれる人たち。一掃しなければダメだ」――滋賀県のセミナーで暴言を吐いた山本幸三地方創生相(68)。元大蔵官僚の“経済通”で「アベノミクスの生みの親」といわれているが、政治資金の使い方もやっぱり「軽率」だった。
本紙は、山本の政治団体「山本幸三後援会」(北九州市)の政治資金収支報告書(2011、12年分)を精査。すると、不可解な支出が目についた。
11年3月26日に「周防灘カントリークラブ」に、1万610円支出。目的は「会費」で、組織活動費(交際費)に区分されている。本人が関係者とラウンドしたかどうかは不明だが、過去に政治資金でゴルフ代を支出していた国会議員は何人も問題視されている。
さらに、12年3月26日には、東京・市ケ谷の焼き鳥居酒屋「Hermitage KIKUYA」(閉店)に1万6880円支出している。目的は「食事代」とある。こちらも組織活動費だ。酒を飲みながら会議ができるのだろうか。
山本事務所に問い合わせたが、期限までに返答はなかった。政治資金に詳しい上脇博之神戸学院大教授はこう言う。