セコム<下>カリスマ「飯田亮氏からの脱皮」が最大の課題

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 セコムは創業者である飯田亮氏(現・最高顧問)を抜きにして語れない企業である。その存在感の大きさは、次の発言が象徴している。

「セコムでは、『頭越しに指示を出してもいい』としています。そして、違う指示が出た場合は、上位者の指示に従うことと決めてあります。頭越しの指示を許容していたのはセコムがベンチャーだったから。若い組織でないと、そうしたことはできません。普通の企業なら、中間管理職が『オレはそんな指示は聞いてないぞ』とぐちゃぐちゃ言ってくるに違いない。政府の会議で座長をやっていたとき、官僚組織は絶対に頭越しの指示をしないことに気づきました。組織が老いているからです」

 パナソニックの松下幸之助氏、ホンダの本田宗一郎氏、京セラの稲盛和夫氏ら、強いリーダーシップを発揮したカリスマ経営者は皆、同様のマネジメントスタイルだった。しかし、時代は変わり、従業員も変わった。

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