• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger
溝口敦
著者のコラム一覧
溝口敦ノンフィクション作家、ジャーナリスト

1942年7月5日生まれ。早大政経卒 徳間書店、博報堂勤務を経て、フリージャーリストに。暴力団や闇の世界に深く食い込んだド迫力ルポには定評がある。『食肉の帝王』で第25回講談社ノンフィクション賞受賞、日本ジャーナリスト会議賞受賞。『暴力団』(2011年)がベストセラーに。

細るヤクザ情報網 蛇の道の行方は蛇に聞かねばわからない

 公安調査庁の元調査第2部長をつとめた菅沼光弘氏は80歳を過ぎたが、まだ新宿に事務所を設けている。去年、訪ねて話を聞いたとき、「暴力団対策法の施行以降、ヤクザは警察との接触をやめた。日本の警察はヤクザについてほとんど分からなくなった」と語っていた。

 菅沼氏は警察の捜査力を落とさないためにも、ヤクザ、暴力団を全否定してはならないという考えであり、今、同じような考えを持つ高級警察官僚はいるか、と尋ねたところ、「誰もいなくなった」が答えだった。

 しかし、第一線のマル暴刑事の中には、今も依然としてヤクザ、暴力団を情報パイプとして維持すべきだという論者がいる。蛇の道はヘビであり、多少癒着の害が生じようと、ヤクザを含む反社勢力の情報を得るためにはヤクザを外せないという意見である。江戸時代の「二足のわらじ」と同じで、博徒やテキヤの親分を取り込んで情報源にし、見返りにお目こぼしもする。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “被害者”が激白 塚原夫妻の無責任指導とでっち上げの実態

  2. 2

    錯乱答弁を連発 テレビ討論でバレた安倍首相の薄っぺらさ

  3. 3

    東京、神奈川、四国…“地方票”石破氏の猛追に安倍陣営焦り

  4. 4

    体操協会なぜ切れず? 塚原夫妻“職務一時停止”本当の目的

  5. 5

    交通遺児に残された亡父の車を競売に…劇的展開に感動の嵐

  6. 6

    海外では国民が猛反発…「年金改悪」日本だけがやすやすと

  7. 7

    OBも疑心暗鬼 巨人・由伸監督“続投示唆”から急失速のナゾ

  8. 8

    二軍で“塩漬け”の巨人ゲレーロ 古巣中日勢に漏らした本音

  9. 9

    最下位転落はすぐそこ…DeNAラミ監督の続投に2つの条件

  10. 10

    ラミ監督は窮地…DeNA“横浜回帰”で浮上する次期監督の名前

もっと見る