ハノイ会談は北ペースに 焦るトランプが用意する“隠し球”

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 2回目の米朝首脳会談が27日に迫り、トランプ大統領はますます前のめりだ。対北強硬派で知られるボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が緊迫するベネズエラ情勢の対応に追われ、首脳会談に向けて韓国で開催予定だった日米韓高官会議をドタキャン。口うるさいお目付け役が一歩引いたことで、外交成果を焦るトランプ大統領の暴走に拍車を掛けているようだ。

 上智大教授の前嶋和弘氏(現代米国政治)は言う。

「トランプ政権で北朝鮮対応を担うのは、ポンペオ国務長官とビーガン北朝鮮担当特別代表ですが、ボルトン補佐官も関わっています。北朝鮮の非核化に懐疑的で、北朝鮮に何かと嫌がられているボルトン補佐官の関与が薄まった方が、トランプ大統領にとっても金正恩朝鮮労働党委員長にとっても、やりやすい環境になるのは間違いない」

 金正恩委員長にとってはシメシメの展開である。史上初の米朝首脳会談から半年あまり。焦りを募らせているのはトランプ大統領の方だった。北朝鮮が掲げる「行動対行動」の原則に合わせるように、米国も大幅譲歩。ビーガンが1月末、「シンガポールで行われた首脳会談の共同声明で交わされたすべての約束を、米国は『同時並行』で追求する用意がある」と言及。交渉が勢いづいた経緯がある。

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