井上久男
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井上久男ジャーナリスト

1964年生まれ。九州大卒業後、大手電機メーカーを経て92年に朝日新聞社入社。支局勤務を経て95年から経済部記者としてトヨタ自動車や日産自動車、パナソニックなどを担当。04年朝日新聞を退社しフリーに。文藝春秋、東洋経済新報社、ダイヤモンド社など数多く媒体で記事を執筆している。

日産は中近東に関して“うさんくさい話”が多かった

公開日: 更新日:

 東京地検特捜部は4日、日産自動車のカルロス・ゴーン前会長を会社法違反(特別背任)の疑いで4度目の逮捕。特捜部はいよいよ「本丸」に切り込んできた。

 今回の逮捕容疑は、2015年から18年にかけて、日産のCEO直轄費から1500万ドル(約17億円)がゴーン氏の友人が経営する中近東のオマーンの販売店に流れて、そこからゴーン氏が事実上管理するレバノン・ベイルートの会社に500万ドル(約5億6000万円)が還流していたというものだ。

 同じく特別背任だった3度目の逮捕は、08年のリーマン・ショック後にゴーン氏個人の為替スワップ取引の損失を日産に付け替えたことや、その信用保証の見返りにサウジアラビアのゴーン氏の知人に日産からカネが流れていたことが容疑事実だった。

 筆者が今回の逮捕が「本丸」と言ったのは、3度目の逮捕では、個人の懐に直接会社の資金は流れていないようだが、今回はゴーン氏個人に還流しているとみられ、「私物化」の色彩がより濃厚となったからだ。文句のつけようのない「特別背任」と映ってしまう。

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