最悪の日韓関係に光明か 韓国外交部トップの“知日派”ぶり
米中経済関係が急速に悪化しているが、日本といえば隣国の韓国と「戦後最悪」とも呼ばれる状況にある。韓国の大法院(最高裁)が三菱重工と新日鉄住金に元徴用工への損害賠償請求を命じる確定判決を出したことで両国の溝が深まっているからだ。
そんな中、韓国の文在寅大統領は韓国外交部(日本でいう外務省)の第一次官に韓国外交院長の趙世暎氏を任命した。外交部のトップは長官(日本の外務大臣に相当)である。
この人事については日本のメディアも、<韓国の外務省第一次官に日本通・趙世暎氏>(5月23日・毎日新聞 デジタル版)、<「ジャパンスクール」外務次官に 韓国政府>(同・日本経済新聞 デジタル版)、
<外務第1次官に知日派>(同・時事通信)などと報じた。
趙氏の起用は文大統領の日韓関係改善の強い意思を意味すると考えていいのではないか。外交部には北米局などさまざま局があるなか、日本に精通した人物を官僚機構のトップの第一次官にしたからである。
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