孫崎享
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孫崎享外交評論家

1943年、旧満州生まれ。東大法学部在学中に外務公務員上級職甲種試験(外交官採用試験)に合格。66年外務省入省。英国や米国、ソ連、イラク勤務などを経て、国際情報局長、駐イラン大使、防衛大教授を歴任。93年、「日本外交 現場からの証言――握手と微笑とイエスでいいか」で山本七平賞を受賞。「日米同盟の正体」「戦後史の正体」「小説外務省―尖閣問題の正体」など著書多数。

EU離脱で衰退・崩壊の道を進む英国と同じ道をたどる日本

公開日: 更新日:

 歴史を振り返ると、国家が衰退・崩壊の道をたどる時、不思議にも、それにふさわしい首相が現れる。日本でいえば、開戦前の東条首相だろう。そして敗戦を経て、日本は世界第2位の経済大国に成長したが、今は見る影もない。技術革新が遅れ、経済的劣勢に立つのは目の前に迫っている。

 2017年8月、福田元首相は「各省庁の中堅以上の幹部は皆、官邸(の顔色)を見て仕事をしている。恥ずかしく、国家の破滅に近づいている」と指摘していたが、それが安倍首相の時代である。

 このほど、英国は新首相にジョンソン氏を選んだが、これも英国の衰退・崩壊を加速させるだろう。例えば、英国のEU離脱で、企業や研究機関は英国を離れ、欧州大陸に移動する。これに合わせ、EUとの関係を重視するスコットランドと北アイルランドが英連邦を離脱する可能性がある。「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」の解体だ。

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