「桜」飲食提供の昭恵夫人“知人会社” 入札前に打ち合わせ
昨年の安倍首相主催の「桜を見る会」での飲食提供などの関連業務をめぐり、内閣府が入札公告前に安倍昭恵夫人と懇意とされる飲食物提供業者「ジェーシー・コムサ」(東京・渋谷区)と打ち合わせをしていたことが分かった。7日の毎日新聞が伝えた。
問題の打ち合わせが行われたのは、入札公告の1カ月以上前の19年1月16日。内閣府の呼びかけで、ジェ社と会場設営業者「ムラヤマ」(東京・江東区)の担当者が会場となる東京・新宿区の新宿御苑に集合。内閣府から桜を見る会の日程などが伝えられたという。
飲食物の提供については、内閣府が業者を事前に審査する「企画競争入札」が行われ、ジェ社は14~19年も連続受注。15、17年以外は同社の単独入札だった。会場設営は、入札額が一番安い業者が落札する「一般競争入札」でム社が連続受注している。
飲食物に関しては、内閣府が昭恵夫人に近い業者を事前に“選定”し、その業者と入札前に会場で打ち合わせしていたわけで、出来レースだったとの指摘も出ている。
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