適菜収
著者のコラム一覧
適菜収作家

1975年生まれ。作家。ニーチェの「アンチクリスト」を現代語訳した「キリスト教は邪教です!」、「ゲーテの警告 日本を滅ぼす『B層』の正体 」など著書40冊以上。購読者参加型メルマガ「適菜収のメールマガジン」も始動。詳細は適菜収のメールマガジンへ。

「政治は結果責任」責任を取るつもりがない時の決め台詞

公開日: 更新日:

 日本の危機管理の脆弱性をあらわにした新型コロナウイルス騒動。シャツの一番上のボタンを掛け違えれば、その下は全部ずれていく。要するに安倍晋三が総理をやっている時点で初動ミスなのである。

 桜を見る会や東京高検検事長の定年延長問題の追及から逃げまわっていた安倍は、突如スポーツ・文化イベントなどの2週間の自粛を要請することを表明(2月26日)。その翌日には、春休みまで全国の小中高校に一斉休校を要請すると言いだした。新しいトピックを打ち出すことで問題をごまかすいつもの手口だが、これは専門家の意見も聞かずに安倍が独断で決めたものだった。「政治は結果責任。その責任から逃れるつもりはなく、その責任を先頭に立って果たす」と開き直っていたが、安倍がこのように言うのは、過去の事例からもわかる通り、一切責任を取るつもりがないときである。

 行動も発言もすべてがデタラメ。子供の発症、重症化は少ないのに、学校だけ閉鎖するのも意味不明。政府は学童保育(放課後児童クラブ)を受け皿にすると言いだしたが、学校なら感染して学童保育なら感染しないのか。科学的根拠を問われた安倍は「疫学的な判断をするのは、困難である」と答弁。無責任にも程がある。「必ず乗り越えることができると確信している」らしいが、これでは国の崩壊に突き進んでいった先の大戦と同じだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    藤浪ら感染の“合コン” ゾロゾロ出てきた参加者32人の素性

  2. 2

    危機感が足りない?新型コロナ蔓延でも芸能人は遊びまわる

  3. 3

    杏が東出昌大と離婚決意…情報は関係者リークの“お墨付き”

  4. 4

    歌舞伎町ラブホテル街で賃貸経営が成功したもっともな理由

  5. 5

    安倍政権またもケチケチ「1世帯30万円給付」は8割が対象外

  6. 6

    外国メディアの引用でしか政府批判ができない日本の報道

  7. 7

    コロナ患者激白「喉に金串が刺さったような耐え難い痛み」

  8. 8

    二宮夫人を悩ます 嵐の“活動休止延長”と羽田新飛行ルート

  9. 9

    「コロナ感染ウソ」で露呈 JYJジェジュンの非常識と幼稚さ

  10. 10

    志村けんさん「芸人運」にかき消された女性運と運命の相手

もっと見る