著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

投降促すビラを無視し負傷者は自決…最後の突撃が行われた

公開日: 更新日:
アリューシャン列島アッツ島の海岸に残された日本軍の零式艦上戦闘機(ゼロ戦)の残骸(1943年7月、米陸軍通信隊公式写真)

 アメリカ軍がアッツ島に上陸して18日目、5月29日である。この日まで6日間、激戦の日々であった。日本軍兵士の食料も武器弾薬ももう限界であった。日本軍の陣地は全て制圧されている。アメリカ軍に追い詰められた山崎部隊の存命兵士は断崖まで追い詰められた。残っている兵士は重傷者などを入れ… 

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