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孫崎享外交評論家

1943年、旧満州生まれ。東大法学部在学中に外務公務員上級職甲種試験(外交官採用試験)に合格。66年外務省入省。英国や米国、ソ連、イラク勤務などを経て、国際情報局長、駐イラン大使、防衛大教授を歴任。93年、「日本外交 現場からの証言――握手と微笑とイエスでいいか」で山本七平賞を受賞。「日米同盟の正体」「戦後史の正体」「小説外務省―尖閣問題の正体」など著書多数。

「敵基地攻撃」の無謀 日本を守るより米国への貢献を重視

公開日: 更新日:
配備断念で厳しい表情の安倍首相(左)と秋田県の佐竹敬久知事らに謝罪する河野防衛相(C)共同通信社

 日本の安全保障が大きく動き始めている。

 河野防衛相が、新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の山口県と秋田県への配備計画を停止する考えを表明した。

「イージス・アショア」が日本防衛にとって、全く意味を持たないことを秋田県の配備を例に考えたい。

 配備… 

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