著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

GHQは8000人の調査員を使って「戦争の報告書」をまとめた

公開日: 更新日:
昭和21年8月、東京・銀座4丁目の服部時計店ビル。連合軍総司令部(GHQ)に接収されて占領軍専用売り場(PX)が設けられ、米兵があふれた(C)共同通信社

 戦略爆撃調査団のスタッフは、まず全国の村々にまで調査の網を広げた。調査団は最高司令官のマッカーサーに命令を出すことを要求できたので、日本の全ての官庁、産業団体、軍事団体に次々と資料を出すようにと命じた。同時に調査団の団員が村々に入り、資料があるかないかを直接確かめることがあった… 

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