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保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

原敬の政党政治を何としても妨害したかった元老の山県有朋

公開日: 更新日:
左から、床次竹二郎(国立国会図書館所蔵画像/共同通信イメージズ)と田中儀一(=日本電報通信社撮影)

 原敬が内閣を組織したのは、大正7(1918)年9月29日であった。流行性感冒に罹ったのはその1カ月ほど後のことであった。もしこの感冒の症状が重くなっていたら、原は史上稀にみる短命内閣で終わったかもしれない。

 しかしすぐに治癒し、平常通り政治活動を続けることになったのであ… 

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